「首里城へのうむいメッセージ」
松田るか

今多くの県民の方々が新型コロナウイルスの世界的な蔓延、そして沖縄のシンボルである首里城を失った事により、気持ちが落ちてしまっている事と思います。

私も首里城火災のニュースには言葉を失ってしまいました。しかし地元の方々がボランティアで瓦礫を片付けて下さったり、県内外から首里城再建の募金が集まったり、沖縄の為に首里城の為にと助け合う姿に心打たれました。

消失後に一度首里城を訪れていますが、現場にいらした作業員の方々の前向きな言葉に、「沖縄は前を見続けているんだ。まだ負けてないんだ。」と、その力強さと頼もしさに勇気を貰った事を覚えています。

失った悲しみは、きっとそこにあった事を知っているからです。私達の心の拠り所となっていた証拠です。私達のうむいの燈が首里城に灯る日を、そして沖縄を明るく照らす日を心待ちにしています。

 

松田るか